
シロアリによる被害が出る前の予防法を知りたい・・・
シロアリによる被害は深刻なため、できれば駆除・予防をしたいですよね。
この記事ではシロアリの駆除が必要な条件や理由、予防法等について詳しく解説していきます。
- シロアリ駆除が必要な家・必要ない家の条件
- シロアリ駆除が必要な理由
- シロアリの予防法
- シロアリ駆除業者の選び方
目次
シロアリ駆除が必要ない家の条件
シロアリ駆除が必要ない家の条件は、以下の2つです。
- シロアリ予防をしてから5年以内の家
- シロアリによる症状が見られない家
詳しく見ていきましょう。
条件①シロアリ予防をしてから5年以内の家
シロアリ駆除が必要ない家の条件は、シロアリ予防をしてから5年以内の家です。シロアリ対策として消毒した場合、その効果は5年ほど続くといわれています。
シロアリ予防から5年の間にシロアリの痕跡がない場合は、駆除作業は必要ありません。しかし予防の効果は徐々に薄れてくるため、定期的な点検を行うようにしましょう。
条件②シロアリによる症状が見られない家
シロアリ駆除が必要ない家の条件として、シロアリによる症状が見られない家が挙げられます。
シロアリが発生した場合、なんらかの痕跡が見られます。シロアリが住み着いているような痕跡がない場合、シロアリの駆除は必要ないでしょう。
しかしシロアリは季節関係なく1年中活動しています。なんらかの痕跡が見られた場合は、すぐに駆除をする必要があります。
シロアリ駆除が必要な家の条件
シロアリ駆除が必要な家の条件には、以下の4つがあります。
- 家の周りや基礎部分に蟻道が見られる
- 壁や床に違和感がある
- 家の周辺や玄関に羽アリがいる
- 玄関にシロアリの痕跡がある
一つずつ解説します。
条件①家の周りや基礎部分に蟻道が見られる
シロアリ駆除が必要な家の条件は、家の周りや基礎部分に蟻道が見られる家です。シロアリは光や乾燥を避ける習性があるため、家の周りや基礎部分でよく活動をします。
そのような場所で蟻道がある場合は、シロアリに侵入されている可能性があります。特に、土を固めたような形状のものがある場合、早急な対応が必要です。
条件②壁や床に違和感がある
シロアリ駆除が必要な家の条件として、壁や床に違和感がある家も挙げられます。床がきしむ、壁を叩くと空洞のような音がするなど、今までと違う違和感を感じたら、シロアリによる被害かもしれません。
シロアリは床下や壁の隙間に入り込み、木材を食い荒らしてしまいます。見えない場所でも、気づいたら深刻な被害が出ている場合もあるので注意してください。
条件③家の周辺や玄関に羽アリがいる
シロアリ駆除が必要な家の3つ目の条件は、家の周辺や玄関に羽アリがいる家です。羽アリとは、シロアリが成熟した姿のこと。
温かい時期に、家の周辺や玄関に羽アリが大量にいる場合、シロアリの巣が近くにある可能性があります。
実際にシロアリを見かけた場合でなくても、業者に確認してもらうことをおすすめします。
条件④玄関にシロアリの痕跡がある
シロアリ駆除が必要な家の条件には、玄関にシロアリの痕跡がある家も挙げられます。玄関は、シロアリによる被害を受けやすい場所です。
玄関でシロアリの痕跡を見つけた場合、壁や床下にも被害が広がっているケースもあるので注意しましょう。
なぜシロアリ駆除が必要なのか?3つの理由を解説
なぜシロアリの駆除が必要なのかを、以下の3つの理由に分けて解説します。
- 災害で倒壊するリスクが高まるから
- 修理費用が上がるから
- 建物の資産価値が下がるから
一つずつ見ていきましょう。
理由①災害で倒壊するリスクが高まるから
シロアリの駆除が必要な理由は、災害で倒壊するリスクが高まるからです。シロアリは、床下や壁、柱などの木材を食い荒らし、建物の耐震性を低下させます。
大きな地震がきた際などに、建物が倒壊してしまうリスクが高まります。たかがアリと思わず、シロアリは早急に駆除することが大切です。
理由②修理費用が上がるから
シロアリの駆除が必要な理由として、修理費用が上がることも挙げられます。シロアリを駆除せずに放置してしまうと、被害が大きく広がってしまいます。
その結果、駆除や消毒にかかる費用だけではなく、家屋の修理・修繕にかかる費用も上がってしまうので注意してください。
シロアリの痕跡に気付いた場合は、被害が広がる前に早急に対処する必要があります。
理由③建物の資産価値が下がるから
シロアリの駆除が必要な理由の3つ目は、建物の資産価値が下がるからです。シロアリの被害が大きくなってしまうと、建物の資産価値まで下がってしまいます。
とくに売却や賃貸として貸し出すことを考えている場合、シロアリによる被害があると価格交渉の際に不利になることもあります。
シロアリの被害は思っているよりも、大きな影響を与えるため、できるだけ早く駆除することが大切です。
シロアリ駆除が必要ない家も油断は禁物!
シロアリ駆除が必要ない家でも、油断は禁物です。シロアリが発生してからでは、駆除や家屋の修繕に費用・時間が多くかかってしまいます。
被害が出る前に予防対策を取っておくことで、シロアリによる被害のリスクを最小限に抑えられます。
シロアリ駆除が必要ない家も実施したい予防法
シロアリ駆除が必要ない家も実施したい予防法を、以下の3つに分けて解説します。
- 業者に依頼した場合の予防法
- 自分でできる予防法
- 新築時におすすめな予防法
詳しく見ていきましょう。
業者に依頼した場合の予防法
シロアリ駆除を業者に依頼した場合の予防法は、薬剤による侵入防止です。「バリア工法」とよばれるもので、特定の薬剤を侵入経路に使用し、バリアを形成します。
また「ベイト工法」とよばれる手法では、毒エサを使用してシロアリをおびき寄せ、根絶させる方法もあります。
どちらも効果的な対策のため、長期間の予防が期待できます。
自分でできる予防法
シロアリ駆除を自分で予防するには、シロアリが好むものを家の周りに放置しないことが挙げられます。
シロアリは木材や段ボールを好むため、シロアリが家に近づかないためにも、家の周りに放置しないことを心がけましょう。
しかし、自分で専門的な薬剤を使用して、シロアリを予防するのは困難です。本格的な施工は、シロアリ駆除の業者に依頼した方が効果的です。
新築時におすすめな予防法
シロアリ駆除が必要ない家も実施したい、新築時におすすめな予防法は以下のとおりです。
- 点検しやすい構造にする
- 侵入されそうな場所を塞ぐ
- バリア工法で予防する
- 木材や断熱材に防蟻薬剤をつける
- シロアリが好まない木材を使用する
- 防蟻シートを使用する
詳しく解説します。
①点検しやすい構造にする
新築時におすすめな予防法として、点検しやすい構造にすることが挙げられます。シロアリの被害は、床下や基礎部分に多く広がります。
新しく家を建てる時点で床下点検口を設置しておくと、シロアリが心配な際にもすぐチェックができます。
また、床下に人が潜れるスペースを作っておくのもおすすめ。シロアリの予防や、もしもの際の駆除も容易になります。
②侵入されそうな場所を塞ぐ
新築時におすすめな予防法は、侵入されそうな場所を塞ぐことです。配管の貫通部や基礎の打ち継ぎ部にあるすき間は、シロアリの侵入経路になり得ます。
あらかじめすき間をシーリングなどで塞いでおくことで、シロアリの予防に繋がります。
③バリア工法で予防する
新築時におすすめな予防法の3つ目は、バリア工法で予防することです。バリア工法とは、床下などにパイプを設置し、そこから薬剤を注入してシロアリの侵入を防ぐ方法のこと。
新築の住宅なら、柱のつなぎ目や土台の置くなど、すみずみまで薬剤を散布できます。
④木材や断熱材に防蟻薬剤をつける
新築時におすすめな予防法として、木材や断熱材に防蟻薬剤をつけることも挙げられます。骨組みとなる木材や断熱材に、防蟻薬剤を付けることで、シロアリの侵入を防げます。
他の方法と併用しておこなうことで、効果も高くなります。
⑤シロアリが好まない木材を使用する
新築時におすすめな予防法として、シロアリが好まない木材を使用することも大切です。シロアリは、ヒノキ・スギ・ケヤキなどの木材を好みません。
これらの木材を使用したから完全に被害が出ないというわけではないので、他の方法と併用しておこなうことをおすすめします。
⑥防蟻シートを使用する
新築時におすすめな予防法の6つ目は、防蟻シートを使用することです。床パネルの下に防蟻シートを貼るのも良いでしょう。
薬剤ではないため、人やペットにも害が少ない予防法です。
シロアリ駆除が必要ない家でも5年ごとの消毒が推奨されている
シロアリ駆除が必要ない家でも、5年ごとの消毒が推奨されています。理由は、シロアリ予防に使用する薬剤の効力が、約5年ほど持続されるからです。
5年に1度シロアリの予防をすることで、シロアリによる被害を最小限に抑えられます。しかし、雨漏りなどで消毒の効果が薄れてしまうこともあるため、注意する必要があります。
一方シロアリ予防の消毒は、広範囲を自分で行うのは困難です。シロアリ予防は業者に依頼して、広範囲の消毒を行うのが効果的です。
シロアリの駆除・予防は専門業者がおすすめ!3つの選び方を紹介
シロアリ駆除・予防の専門業者の選び方を3つ紹介します。
- 見積書の内容が詳細か
- 写真付き報告書を出してくれるか
- 5年保証があるか
詳しく見ていきましょう。
見積書の内容が詳細か
シロアリ駆除・予防の専門業者の選び方は、見積書の内容が詳細かどうかです。見積書に、具体的な内容や使用する薬剤、施工方法が書かれているかをチェックしましょう。
また明確な費用が記載されているかも、確認しておくべきポイントです。曖昧な費用やわかりづらい内容は、理解できるまで質問してみると良いでしょう。
写真付き報告書を出してくれるか
シロアリ駆除・予防の専門業者の選び方として、写真付き報告書を出してくれるかどうかが挙げられます。
シロアリ駆除・予防の専門業者は、現地調査で正確な見積もりを出します。その際に写真付きの報告書を出してくれる業者は、信頼できる業者といえるでしょう。
シロアリの被害が出ている場所は、家主が実際に見ることが難しい場合もあります。そういった場合に写真付きで状況を伝えてもらえると、より安心して業者に依頼ができます。
5年保証があるか
シロアリ駆除・予防の専門業者の選び方の3つ目は、5年保証があるかどうかです。シロアリの駆除・予防の薬剤効果は、約5年間持続します。
その5年間の間に保証を設けている業者なら、再発した場合でも無償で施工をおこなってくれます。
万が一の再発に備えて、5年保証が付いている業者を選ぶようにしましょう。
シロアリ駆除が必要ない家にもおすすめな業者3選
シロアリ駆除が必要ない家にもおすすめの業者を3社ご紹介します。
シロアリ110番
シロアリ110番は、シロアリ駆除対応評価で4冠を獲得している業者です。24時間365日受付ており、日本全国に対応しています。
専門的な知識と技術を持っているので、安心して駆除を依頼できます。明確な料金設定で、追加費用が一切発生しないのも嬉しいポイントです。
ムシプロテック
ムシプロテックは、年間実績3万件を誇る害虫駆除業者です。シロアリやハチなど、被害が大きくなる前に完全に駆除してもらえます。
巣がどこにあるかわからない、広範囲の駆除を依頼したい場合にも対応可能。徹底した調査と駆除で、再発防止に努めています。
シロアリ駆除のキャッツ
シロアリ駆除のキャッツは、業界最安値でシロアリの駆除・予防を行っている業者です。シロアリ駆除のスペシャリストが、最短即日で駆除に向かいます。
家屋の状況に応じた駆除を行い、建物に配慮した最適な方法で駆除を実施。調査は無料でおこなえるため、シロアリによる被害が出る前でも利用ができます。
利用後は年に1回定期点検を無料でおこない、再発防止に努めてくれます。