自分で駆除する方法や、できなかったときの対策を知りたい・・・
自宅にネズミが住み着いてしまったら、なんとか自力で駆除したいと考えますよね。
この記事ではネズミを自力で駆除する方法や、業者に依頼する費用等について詳しく解説していきます。
- 自力でネズミ駆除するコツと注意点
- ネズミの死骸を処理する流れ
- ネズミを放置した際の被害
- ネズミ駆除のおすすめ業者と費用相場
目次
自力でできるネズミ駆除のやり方
自力でできるネズミ駆除のやり方を5つ紹介します。
- 捕獲カゴや粘着シートを使用する
- 毒エサや殺鼠剤を設置する
- 駆除剤で追い払う
- 超音波器や電磁波器を置く
- 侵入経路を塞ぐ
詳しく見ていきましょう。
①捕獲カゴや粘着シートを使用する
自力でできるネズミ駆除のやり方には、捕獲カゴや粘着シートの使用が挙げられます。捕獲かごや粘着シートのメリットは、確実に捕まえたことがわかることです。
ネズミが捕まったか一目瞭然なので、確実に処分したい人におすすめです。しかし、捕まえたネズミを自分で処分する必要があり、苦手な人には難しいことも。
ネズミの死骸処理に耐えられるなら、捕獲カゴや粘着シートを使って確実に駆除しましょう。
②毒エサや殺鼠剤を設置する
自力でできるネズミ駆除のやり方として、毒エサや殺鼠剤を設置することが挙げられます。ネズミを見ずに駆除したいなら、毒エサや殺鼠剤が効果的です。
毒エサを食べたネズミは、巣などに戻ってから死んでしまいます。しかし、家の中で死んでしまうこともあり、気づかないうちに腐敗が進んで悪臭や害虫などがわくリスクもあります。
③駆除剤で追い払う
自力でできるネズミ駆除のやり方の3つ目は、駆除剤で追い払うことです。ネズミの死骸の処分が難しい場合は、ネズミが嫌う臭いなどの駆除剤を使うのも良いでしょう。
ネズミの姿を見ずに追い払うことができ、なおかつどこかで死んでしまうリスクも防げます。
簡単に使える一方で、ネズミが慣れてしまうと効果が半減してしまうのがデメリットです。永続的な効果は期待できず、ネズミが再び家に現れてしまう可能性もあります。
④超音波器や電磁波器を置く
自力でできるネズミ駆除のやり方は、超音波器や電磁波器を置くことです。駆除剤同様追い払うだけなので、ネズミの死骸を処分する必要がありません。
しかし効果は一時的なため、慣れてしまうとまた住み着いてしまう可能性もあるので注意しましょう。
⑤侵入経路を塞ぐ
自力でできるネズミ駆除のやり方として、侵入経路を塞ぐことも挙げられます。駆除剤や超音波器でネズミを追い出したあとは、侵入経路を塞がないとまた侵入してきてしまいます。
ネズミは以下のような場所から侵入してくるので、チェックしてみてください。
- 配管・電線など壁を貫通しているところ
- 押し入れ
- 家具の裏や壁の隙間
- シンク下や排水口
- 配電盤
ネズミは狭い場所からでも簡単に侵入してきてしまうため、多くの侵入経路を塞がなければなりません。
自力で難しい場合は、ネズミ駆除業者に依頼した方が確実な再発防止になります。
自力でできるネズミ駆除グッズの効果を高めるコツ
自力でできるネズミ駆除グッズの効果を高めるコツは以下の4つです。
- ラットサインに沿って仕掛ける
- 設置したら動かさない
- 複数のグッズを併用する
- 秋から冬にかけて設置する
詳しく解説します。
①ラットサインに沿って仕掛ける
自力でできるネズミ駆除グッズの効果を高めるコツは、ラットサインに沿って仕掛けることです。
ラットサインとは、尿や糞、足跡などネズミの残した痕のことを指します。ネズミが通らない場所に駆除グッズを置いても効果はないため、ラットサインに合わせて設置を行いましょう。
②設置したら動かさない
自力でできるネズミ駆除グッズの効果を高めるコツとして、設置したら動かさないことが挙げられます。
ネズミは警戒心が強い生き物のため、見慣れないエサはなかなか食べようとしません。設置後も焦らず、数日は動かさないようにしましょう。
③複数のグッズを併用する
自力でできるネズミ駆除グッズの効果を高めるコツには、複数のグッズの併用があります。
ネズミは学習能力も高いため、駆除グッズを避けて通る可能性があります。粘着シートの近くに毒エサを置いておくなど、複数のグッズを併用すると効果もアップします。
④秋から冬にかけて設置する
自力でできるネズミ駆除グッズの効果を高めるコツの4つ目は、秋から冬にかけて設置することです。
ネズミは秋から冬にかけて食欲が増します。家に侵入してくるネズミも増えるので、この時期に毒エサや粘着シートなどを仕掛けておくのが効果的です。
ネズミ駆除グッズを自力で設置する際の注意点
ネズミ駆除グッズを自力で設置する際の注意点を2つ見ていきましょう。
- 駆除剤が効かないスーパーラットが存在する
- 子どもやペットがいる場合はとくに注意が必要
詳しく解説します。
駆除剤が効かないスーパーラットが存在する
ネズミ駆除グッズを自力で設置する際の注意点は、駆除剤が効かないスーパーラットが存在することです。
蓄積毒材のような弱い毒が効かないタイプのネズミで、駆除剤で殺すことができません。スーパーラットには、即効性のある殺鼠剤が効果的です。
ネズミの種類がわからない場合でも、効果を発揮できます。
子どもやペットがいる場合はとくに注意が必要
ネズミ駆除グッズを自力で設置する際の注意点として、子どもやペットがいる場合はとくに注意が必要なことが挙げられます。
ネズミ駆除グッズの中でも、毒エサや殺鼠剤は毒のため、子どもやペットが誤って食べてしまうと危険です。
子どもやペットがいる家庭では、できるだけ毒物を使用せず、超音波や捕獲カゴを使用することをおすすめします。
ネズミを自力で駆除した後の死骸処理の流れ
ネズミを自力で駆除した後の死骸処理の流れを、以下の順に解説します。
- 処理に必要なものを用意する
- 死骸と周辺に殺虫剤を撒く
- 死骸を新聞紙で包む
- 燃えるゴミとして捨てる
- 死骸があった場所を清掃・消毒
一つずつ見ていきましょう。
手順①処理に必要なものを用意する
ネズミを自力で駆除した後の死骸処理の最初の手順は、処理に必要なものを用意することです。
ネズミの処分に必要なのは以下のものです。
- マスク
- 手袋
- 新聞紙
- ゴミ袋
- 雑巾
- スプレータイプの殺虫剤
- 消毒用アルコール
ネズミには雑菌や寄生虫がいる可能性があるので、素手で触るのは危険です。必ずマスクや手袋で防護をした状態で行いましょう。
手順②死骸と周辺に殺虫剤を撒く
ネズミを自力で駆除した後、死骸処理をする次の手順として、死骸と周辺に殺虫剤を撒くことが挙げられます。
ネズミの死骸には、ノミやダニなどが住み着いている可能性があります。周囲にいるノミやダニに殺虫剤をかけ、拡散を防ぎましょう。
手順③死骸を新聞紙で包む
ネズミを自力で駆除した後の死骸処理の手順3は、死骸を新聞紙で包むことです。ネズミの死骸は、新聞紙などの大きな紙に包んで処分します。
粘着シートに付いている場合は、粘着シートごと処分しましょう。
手順④燃えるゴミとして捨てる
ネズミを自力で駆除した後の死骸処理の次の手順として、燃えるゴミとして捨てることが挙げられます。
ネズミの死骸は袋に入れ、燃えるゴミとして処分できます。しかし自治体によって扱いは変わってくるため、市役所のホームページを確認しておくと良いでしょう。
手順⑤死骸があった場所を清掃・消毒
ネズミを自力で駆除した後の死骸処理の最後は、死骸があった場所を清掃・消毒することです。
死骸があった場所は、不衛生な状態です。雑巾を使用し、アルコールを吹きかけながら丁寧に清掃・消毒を行ってください。
使用した雑巾・マスク・手袋は、ゴミ袋に入れてまとめて処分しましょう。
自力で処理せずネズミを放置するとどんな被害が出る?
自力で処理せずにネズミを放置すると起こるリスクを、以下の項目に分けて解説します。
- 人体への影響
- 建物への影響
- 経済的な影響
一つずつ見ていきましょう。
人体への影響
自力で処理せずにネズミを放置すると起こるリスクとして、まず人体への影響が考えられます。
ネズミには、ノミやダニなどの寄生虫がいます。屋根裏に住むネズミが住宅内を歩き回り、ノミやダニを落としていくこともあるでしょう。
また、凶暴なネズミに噛みつかれた場合、鼠咬症(そこうしょう)という病気にかかり、寒気や発熱、頭痛などの症状が出ることもあります。
建物への影響
自力で処理せずにネズミを放置すると起こるリスクは、建物への影響です。ネズミは家の柱やガス管などをかじり、建物へ影響を与えることが考えられます。
ネズミの繁殖力はすさまじく、ネズミの数が多いほど建物への影響も大きくなるでしょう。
経済的な影響
自力で処理せずにネズミを放置すると起こるリスクの3つ目は、経済的な影響です。ネズミが電気の配線をかじってショートしてしまい、火災が発生するケースもあります。
家の修繕費用などが高額になり、経済的な影響も大きくなります。
自力でのネズミ駆除が難しい場合は業者への依頼がおすすめの理由
自力でのネズミの駆除が難しい場合は、業者へ依頼するのがおすすめです。その理由を以下に分けて解説します。
- 死骸処理や清掃にも対応してくれる
- 侵入経路の封鎖も対応可能
- アフターフォローが充実している
詳しく見ていきましょう。
死骸処理や清掃にも対応してくれる
自力でネズミの駆除が難しい場合に、業者へ依頼するのがおすすめなのは、死骸処理や清掃にも対応してくれるからです。
ネズミを自分で駆除しようとすると、死骸の処理や清掃までしなければなりません。ネズミの死骸を処分するのに抵抗がある人や、隅々まで清掃するのが難しい人は、業者に依頼した方が良いでしょう。
駆除業者なら死骸処理はもちろん、屋根裏などの狭いスペースも徹底的に清掃してくれます。
侵入経路の封鎖も対応可能
自力でネズミの駆除が難しい場合に、業者へ依頼するのがおすすめな理由として、侵入経路の封鎖も対応可能なことが挙げられます。
ネズミは狭い隙間からでも侵入できるので、敷地内の複数ある侵入口を封鎖する必要があります。
駆除業者はネズミの生態にも詳しいので、どんな小さな侵入口も見つけて閉鎖が可能です。
アフターフォローが充実している
自力でネズミの駆除が難しい場合に、業者へ依頼するのがおすすめなのは、アフターフォローが充実しているからです。
駆除業者の多くは、再発防止や定期点検などのアフターフォローを行っています。万が一再発してしまった場合でも、保証期間内なら無償で対応してもらえます。
自力でのネズミ駆除が難しいと感じたときにおすすめな業者3選
自力でネズミ駆除が難しいと感じたときにおすすめの、駆除業者を3社紹介します。
ラッター
ラッターは、関東エリアに対応しているネズミの駆除業者です。ネズミ退治の専門家が、知識や経験を活かして徹底的な駆除を行っています。
年中無休365日対応しており、電話相談は無料です。困った場合は最短10分で駆けつけてくれるので、ネズミによる悩みもすぐに解決できます。
害獣駆除対策センター
害獣駆除対策センターは、ネズミやイタチ、コウモリなどの害獣駆除を行う業者です。全行程を完全自社施工で行うことで、中間コストを抑えて地域最安値を保証してくれます。
最長10年の長期保証も付いているので、万が一再発してしまっても安心です。
害獣駆除110番
害獣駆除110番は、日本全国に対応している害獣駆除業者です。ネズミだけではなく、イタチやモグラなどあらゆる害獣の駆除を行っています。
安全のため毒薬は使用せず、子どもやペットのいる家庭でも安心。安全面を考慮したうえで、徹底的に駆除・追い出しを行ってくれます。
ネズミ駆除を自力ではなく業者に依頼した場合の費用相場
ネズミ駆除を自力ではなく、業者に依頼した場合の費用相場は5万円前後です。家の規模や被害状況によって異なりますが、多くは6万円以下で収まります。
費用をできるだけ抑えるには、複数社に相見積もりを依頼するのがおすすめです。最低でも2~3社に見積もりを出してもらうと相場も分かりやすく、値段や対応から比較・検討ができます。
自力でのネズミ駆除についてよくある質問
自力でのネズミ駆除についてよくある質問をまとめました。
駆除対象のネズミの種類を自力で見分けるコツは?
駆除対象のネズミの種類を自力で見分けるためには、以下の表を参考にしてみてください。
※表は左右にスクロールできます
ネズミの種類 | ハツカネズミ | クマネズミ | ドブネズミ |
---|---|---|---|
大きさ | 10cm以下 | 約20cm | 約25cm |
特徴 | ・尾が体長より短い ・耳が大きい |
・尾が体長と同じくらい ・耳が大きい |
・尾が体長より短い ・耳が小さい |
生息 | ・乾燥した草地 ・自然環境に近い物置 |
・天井裏や屋根裏 ・建物の高層部 |
・床下 ・下水溝や排水管などの水回り |
家に侵入してくるネズミの多くはクマネズミです。クマネズミは警戒心が強く、毒薬が効きにくい「スーパーラット」と呼ばれる個体もいます。
毒薬を仕掛けてもなかなか駆除できないのは、ネズミの種類によるものかもしれません。
自力でネズミ駆除をする際に利用できる助成金はある?
自力でネズミ駆除をする際に利用できる助成金は、今のところありません。しかし自治体によっては、助成金制度を設けている場合があります。
市のホームページや窓口で、一度問い合わせてみると良いでしょう。