

イタチの被害や対策方法を知りたい・・・
イタチを庭などで頻繁に見るようになると、なにか被害があるんじゃないかと不安になりますよね。
この記事ではイタチの生態や被害、対処方法等について詳しく解説していきます。

適切な対策を取り、被害が出ないようにしよう。
- なぜイタチが庭に来るのか
- イタチの生態や被害
- イタチが庭に来る場合の対策と注意点
- おすすめのイタチ駆除業者
目次
イタチが庭に来るのはなぜ?

イタチが庭に来る理由は6つあります。
- 天敵から逃げるため
- 畑や菜園の作物を食べるため
- 庭にいる小動物やペットを襲うため
- 生ゴミを漁って食べるため
- 天井裏や床下に住むため
- 穴を掘って巣を作るため
詳しく見ていきましょう。
イタチが庭に来る理由①天敵から逃げるため
イタチが庭に来る理由は、天敵から逃げるためです。イタチの天敵には、体の大きな鷹などの猛禽類(もうきんるい)が挙げられます。
また、自分よりも体が大きなキツネなども天敵です。イタチは、天敵のいない人里に下りてきて、民家に住み着く場合があります。
人間もイタチより体が大きいですが、人の住む場所はイタチによって住みやすい環境のため、繁殖や子育てのために住み着いてしまいます。
イタチが庭に来る理由②畑や菜園の作物を食べるため
イタチが庭に来るのは、畑や菜園の作物を食べるためという理由もあります。イタチは雑食のため、畑や菜園で育っている作物を狙います。
トマトや木の実などのほか、鋭い爪で土を掘り根菜類も食べてしまうことも。庭にはイタチにとっての食料が豊富なため、イタチが庭に住み着く原因になります。

イタチが庭に来る理由③庭にいる小動物やペットを襲うため
イタチが庭に来る理由の3つ目は、庭にいる小動物やペットを襲うためです。イタチは雑食のため、野菜以外に小動物も食料にしてしまいます。
例えば庭にいる、カエルやネズミ、トカゲなどです。ミミズなどの昆虫も食べるため、畑がある家にはイタチが侵入しやすくなります。
またイタチは攻撃的な性格のため、ハムスターや小型の犬、ニワトリなどのペットが狙われてしまうこともあるでしょう。
イタチが庭に来る理由④生ゴミを漁って食べるため
イタチが庭に来る理由は、生ごみを漁って食べるためです。雑食のイタチにとって、生ごみも立派な食糧です。
ゴミ捨て場が近くにある場合など、ゴミを荒らしてしまう可能性もあります。また、庭にゴミを出しっぱなしにしている家庭も注意が必要です。
庭にイタチをおびき寄せないためにも、生ごみは外に出しっぱなしにしない、ネットをかけるなどの対策をするようにしましょう。
イタチが庭に来る理由⑤天井裏や床下に住むため
イタチが庭に来るのは、天井裏や床下に住むためという理由があります。イタチは暗くて暖かい場所を好むため、天井裏や床下に住み着くケースが多いです。
特に気温が低くなってくる秋ごろから、イタチが浸入する被害が増えてきます。イタチは狭いすき間からでも侵入してしまうため、イタチを庭で見かけるようになったら侵入してこないように注意することが大切です。

イタチが庭に来る理由⑥穴を掘って巣を作るため
イタチが庭に来る理由は、穴を掘って巣を作るためです。植物や野菜を植えている庭は、土が柔らかいためイタチが穴を掘って巣を作ろうとします。
芝生なども土が柔らかく掘りやすいため、イタチが巣を作ろうとして侵入してくる可能性があります。
イタチが庭に来る場合の対処法

イタチが庭に来る場合の対処法を8つ紹介します。
- 忌避剤を使って追い払う
- センサーライトを使用する
- 侵入経路を封鎖する
- 食害されるものを庭に放置しない
- 作物は電気柵や網で囲む
- 屋根裏や床下を確認する
- 家や環境に応じて対処する
- 自宅の周りを掃除する
詳しく見ていきましょう。
忌避剤を使って追い払う
イタチが庭に来る場合の対処法は、忌避剤を使って追い払うことです。イタチが嫌う臭いが入った忌避剤は、イタチを追い払うのに最適です。
ホームセンターなどで手軽に購入できるので、イタチを見かけたら試してみると良いでしょう。
イタチが侵入してきそうば場所に、忌避剤を染み込ませた新聞紙を置いておくのもおすすめです。
時間の経過で効果は薄れてしまうため、定期的に使用してください。

センサーライトを使用する
イタチが庭に来る場合の対処法として、センサーライトを使用することが挙げられます。イタチは、強い光や点滅する光が苦手です。
床下や屋根裏など、イタチが住み着きそうな場所にセンサーライトを設置しておくと、イタチが侵入してくるのを防げます。
庭に設置する場合は、アルミホイルやCDなどをぶら下げて置くのも良いでしょう。
侵入経路を封鎖する
イタチが庭に来る場合の対処法の3つ目は、侵入経路を封鎖することです。イタチは、3cm程度の隙間があれば侵入できるといわれています。
雨どいや室外機などに隙間がある場合は、細かい網目の金網や、ネットなどで塞いでしまうのが効果的です。


食害されるものを庭に放置しない
イタチが庭に来る場合の対処法として、食害されるものを庭に放置しないことが挙げられます。
イタチのエサとなる可能性がある生ごみなどを庭に置いておくと、イタチが侵入して荒らされてしまう可能性があります。
エサのある場所と認識されることで、住み着いてしまうこともあるでしょう。生ごみを置いておく場合は、蓋付きのゴミ箱などに入れるなどの対処をしてください。
作物は電気柵や網で囲む
イタチが庭に来る場合の対処法は、作物を電気柵や網で囲んでおくことです。家庭菜園で育てている作物は、イタチの食料になってしまいます。
イタチ以外の害獣による被害を防ぐためにも、電気柵や網で囲っておくのが良いでしょう。電気代や手間がかかるのがデメリットですが、作物を荒らされるリスクを軽減できます。
屋根裏や床下を確認する
イタチが庭に来る場合の対処法として、屋根裏や床下を定期的に確認しましょう。庭でイタチを見かけた場合、屋根裏や床下を住処にしようとしている可能性が高いです。
屋根裏や床下に住み着いても気づかないケースが多く、気付いたころには被害が出ている場合もあります。
庭でイタチを見かけた場合には、定期的に屋根裏や床下を確認することをおすすめします。

家や環境に応じて対処する
イタチが庭に来る場合、家や環境に応じて対処することが大切です。イタチが庭に来る理由はさまざまで、家や環境によって対処法が異なります。
家庭菜園が原因の場合は、庭ではなく自治体が貸し出ししている畑を利用するなども一つの手です。
自分の家にイタチが来る理由がわからなければ、一度業者に見てもらうのも良いでしょう。客観的に見れば、イタチが来る理由がわかるかもしれません。
自宅の周りを掃除する
イタチが庭に来る場合の対処法は、自宅の周りを掃除することです。イタチは草むらに住み着くことが多いため、草で生い茂った庭に侵入する可能性があります。
自宅周りの草を刈り取ると、イタチにとって住みよい場所ではなくなります。また、イタチの痕跡がある場所は、他のイタチを呼び寄せる場合があります。
イタチの糞尿が自宅周りにある場合は、気付いた時点で掃除しておくことが大切です。
イタチが庭に来ることで起こる被害

イタチが庭に来ることで起こる被害は以下の5つです。
- 人体への健康被害
- 糞尿による悪臭被害
- 庭の土や作物への被害
- ペットが襲われる被害
- イタチが庭に来るのは住みつく前兆かも
一つずつ解説します。
人体への健康被害
イタチが庭に来ることで起こるのは、人体への健康被害です。野生のイタチは、体にノミやダニなどの寄生虫が生息しています。
イタチに付着した寄生虫が天井から降りてくることで、人体への健康被害が起こる場合もあるでしょう。
特にノミは、人の体に腫れや激しいかゆみをもたらします。さらにペットにも付着すると、根絶までに大変な手間と労力がかかります。


糞尿による悪臭被害
イタチが庭に来ることで起こるものとして、糞尿による悪臭被害が挙げられます。イタチは、同じ場所で糞尿をする習性があります。
天井裏などに溜まった糞尿はすさまじい悪臭を放ち、臭いによる被害をもたらすでしょう。
さらに糞には、ダニや病原菌などが付着しています。知らずに触ってしまうと、感染のリスクもあるため注意が必要です。
庭の土や作物への被害
イタチが庭に来ることで起こるものとして、庭の土や作物への被害も懸念されています。イタチは、穴を掘って巣を作る習性があります。
柔らかい庭の土や畑は掘りやすいため、作物へ被害が出ることもあるでしょう。さらに、家庭菜園で育てている野菜や果物も狙われる可能性もあります。
ペットが襲われる被害
イタチが庭に来ることで起こる被害は、ペットが襲われてしまうことです。獰猛なイタチは、作物だけではなく庭にいるペットも襲うことがあります。
とくに、小型犬やニワトリ、ハムスターなどを放し飼いしている人は注意しましょう。イタチの被害に遭わないためにも、ペットの場所は金網で覆うなどの対策が必要です。

イタチが庭に来るのは住みつく前兆かも
イタチが庭に来るのは、住み着いて被害を起こす前兆かもしれません。イタチは自分たちにとって住みやすい場所を探しています。
イタチが庭に偵察に来るようになったら、イタチに目を付けられているサインです。早めに対処することで、イタチが住み着くのを防げます。
そもそもイタチとは?生態と特徴をおさらい

そもそもイタチとはどんな動物なのか、生態や特徴をおさらいしておきましょう。
- イタチの生態と種類
- イタチが好む食べ物
- イタチの生息場所
- イタチの行動特性
- イタチの繁殖時期
詳しく解説します。
イタチの生態と種類
日本でよく見かけるイタチの生態と種類は以下のとおりです。
- ニホンイタチ(ホンドイタチ)
- チョウセンイタチ
どちらも見た目は似ていますが、少しだけチョウセンイタチの方が大きいのが特徴です。
イタチが好む食べ物
イタチが好む食べ物は、ネズミや小鳥、カエルなどです。イタチは自分よりも小さな生き物を食べます。
しかし雑食のため、野菜や果物などの農作物を食べるイタチも多いです。さらに、人間が住む場所に生息しているイタチは、ゴミ捨て場や庭にある生ごみを漁ることもあります。
イタチの生息場所
イタチの生息場所は、水辺や草むらなどです。川の近くや、草原に住み着くことが多いイタチですが、最近ではエサを求めて人の生活圏にも生息しています。
家庭菜園などで畑のある家や、芝生のある庭などを好みますが、屋根裏などの狭く暗い場所に住み着く場合もあります。

イタチの行動特性
イタチの行動特性として、夜行性であることが挙げられます。イタチは日が落ちた夜遅くに活動するため、人の睡眠を妨げる可能性があります。
夜中に屋根裏から動く音がしたら、イタチが住み着いているかもしれません。
イタチの繁殖時期
イタチの繁殖時期は、4~5月頃です。6~8月頃になると、1匹につき5~6匹の子供を出産します。
子供が生まれたばかりのイタチは凶暴なため、この時期にイタチを見かけたら注意しましょう。
イタチが庭に来なくなるための対策を実施する際に注意すること

イタチが庭に来なくなるための対策を実施する際に注意することを、以下の項目に分けて解説します。
- イタチをむやみに駆除するのはNG
- イタチは凶暴なので刺激すると攻撃される可能性も
一つずつ見ていきましょう。
イタチをむやみに駆除するのはNG
イタチが庭に来るようになっても、むやみに駆除するのはやめましょう。イタチは鳥獣保護法によって守られています。
勝手に捕獲・駆除をしてしまうと、1年以下の懲役や50万円以下の罰金が課せられる可能性があります。
イタチを見かけた場合は、自治体に駆除の許可を申請してから駆除を行いましょう。申請の許可には時間がかかるため、できるだけ早く駆除したい場合は業者に依頼するのもおすすめです。

イタチは凶暴なので刺激すると攻撃される可能性も
イタチが庭に来ている場合でも、刺激すると攻撃される可能性があるので注意しましょう。
とくに4~8月頃の繁殖期には、子供を守るためより凶暴になります。イタチの体には寄生虫や病原菌などがいるため、感染症のリスクもあります。
イタチが庭に来るときに利用したい駆除業者3選

イタチが庭に来るときに利用したいおすすめの駆除業者を3社紹介します。
害獣駆除110番

害獣駆除110番は、24時間365日受付の害獣駆除業者です。日本全国に対応しており、イタチやネズミ、ハクビシンなどの駆除を行っています。
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ハウスプロテクト

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