遺品整理で捨ててはいけないもの一覧【理由も合わせて解説】

遺品整理について詳しく知らない方も多いと思います。

この記事では遺品整理で捨ててはいけないものや、遺品整理を行うタイミング等について詳しく解説していきます。

 

 

遺品整理で捨ててはいけないもの一覧

遺品整理で捨ててはいけないものを一覧にまとめました。

詳しく解説します。

遺品整理で捨ててはいけないもの①遺言書

遺品整理で捨ててはいけないものは遺言書です。遺品整理の際には必ず遺言書があるか確認しましょう。

遺言書には故人の意思が書かれており、法的な拘束力があります。万が一捨ててしまうと、親族間でトラブルになりかねないので、必ず残しておきましょう。

遺品整理で捨ててはいけないもの②現金

遺品整理で捨ててはいけないもの2つ目は、現金です。故人の現金は遺産になるので、相続の対象になります。

遺品整理中に出てきた現金は残しておきましょう。また現金を捨てることは、法律で禁じられています。

現金はへそくりとしてタンスや机の引き出し、金庫など隅々まで探しましょう。

遺品整理で捨ててはいけないもの③通帳・カード

遺品整理で捨ててはいけないものには、通帳・カードが挙げられます。通帳・カードは故人の預金を引き出す際に必要になります。

通帳・カードを捨ててしまうと、親族であっても現金を引き出すのは難しくなってきます。

お金の流れを把握するためにも使えるので、必ず保管しておきましょう。

遺品整理で捨ててはいけないもの④身分証明書

遺品整理で捨ててはいけないもの4つ目は、身分証明書です。身分証明書は故人が生前に契約していたサービス解約の手続きなどに必要です。

解約しない限り、請求が続くので注意しましょう。

遺品整理で捨ててはいけないもの⑤年金手帳

遺品整理で捨ててはいけないものは年金手帳です。故人が年金受給者だった場合、死後10日以内に届出を出す必要があります。

届出が遅れると、返金の対象になることもあるので気をつけましょう。

遺品整理で捨ててはいけないもの⑥仕事関係の資料

遺品整理で捨ててはいけないもの6つ目は、仕事関係の資料です。故人の仕事関係の資料は引き継ぎに活用される場合もあります。

そのため、不要の確認が取れるまでは保管しておきましょう。

遺品整理で捨ててはいけないもの⑦レンタル品

遺品整理で捨ててはいけないものには、レンタル品が挙げられます。レンタル品を借りていた場合は、必ず返却しましょう。

捨ててしまうと損害賠償の対象になります。誤って捨ててしまわないように、生前に聞いておくことがおすすめです。

遺品整理で捨ててはいけないもの⑧デジタル遺品

遺品整理で捨ててはいけないもの8つ目は、デジタル遺品です。デジタル遺品とは、スマートフォンやパソコンに残されたデータのことです。

暗号資産や有価証券などは故人の資産となるので、データの初期化や削除はせずに残しておきましょう。

遺品整理で捨ててはいけないもの⑨鍵

遺品整理で捨ててはいけないものは、鍵です。故人が所有していた鍵は必ず捨てずに保管しておきましょう。

金庫やロッカーを開けるのに必要になります。また家や自動車などを売却する際にも必要になってきます。

鍵は小さく、衣服のポケットなどに入っていることもあるので、しっかりチェックしましょう。

遺品整理で捨ててはいけないもの⑩印鑑

遺品整理で捨ててはいけないもの10個目は、印鑑です。印鑑は様々な手続きで必要になるので、大切に保管しましょう。

捨ててしまうと死後の手続きがスムーズに進まなくなることもあるので注意してください。

遺品整理で捨ててはいけないもの⑪写真

遺品整理で捨ててはいけないものには、写真が挙げられます。写真は故人の思い出になるので、保管しておきましょう。

写真のまま保管しておくと劣化してしまうので、スキャンしてデータに残しておくと管理も楽なので、おすすめです。

遺品整理で捨ててはいけないもの⑫美術品・骨董品

遺品整理で捨ててはいけないもの12個目は、美術品・骨董品です。美術品・骨董品は高い価値があるので、保管しておきましょう。

また、相続の対象となることもあるので、捨てるとトラブルになる可能性もあります。

遺品整理で捨ててはいけないもの⑬貴金属

遺品整理で捨ててはいけないものは、貴金属です。貴金属は、高い価値があるため、ある場合は捨てずに保管しましょう。

勝手に捨てたり売ったりしてしまうと、相続のトラブルが発生することもあるので、気をつけてください。

遺品整理で捨ててはいけないもの⑭土地の権利書

遺品整理で捨ててはいけないもの14個目は、土地の権利書です。土地は相続の対象となるので、大切に保管しましょう。

権利書があると、親族の話し合いがスムーズに進みます。

遺品整理で捨ててはいけないもの⑮ローンの明細

遺品整理で捨ててはいけないものには、ローンの明細が挙げられます。故人のローン残高が高額で返済が厳しい場合は、全ての相続分を合わせて相続破棄が可能です。

ただし3ヶ月以内の届出に限ります。故人が亡くなった後に負債を知ることは少なくないため、明細書はしっかり確認しましょう。

遺品整理で捨ててはいけないもの⑯支払通知書

遺品整理で捨ててはいけないもの16個目は、支払通知書です。税金や公共料金の支払通知書は重要な情報になることもあるので、捨てずに保管しておきましょう。

遺品整理で捨ててはいけないもの⑰個人宛の手紙

遺品整理で捨ててはいけないもの最後は、個人宛の手紙です。手紙やハガキは訃報を伝える手段に使えるため、残しておきましょう。

名前や住所などを確認して、故人とお別れできていない人がいる場合には、連絡してあげましょう。

遺品整理で捨ててはいけないものを残す方法

遺品整理で捨ててはいけないものを残す方法は以下の6つです。

詳しく解説します。

遺言書に従う

遺品整理で捨ててはいけないものを残す方法は、遺言書に従うことです。遺言書には、残された遺品の処分や譲渡、遺産の相続はどのように分配するかなど、詳しく書いてある可能性があります。

遺品整理を行う前には、必ず確認しましょう。法的な拘束力があるため、親族全員が従う必要があります。

エンディングノートを確認する

遺品整理で捨ててはいけないものを残す方法の2つ目は、エンディングノートを確認することです。

エンディングノートとは、住所や本籍、年金や保険、デジタル遺品のIDパスワードなどを記録できるノートのことです。

個人情報の他に遺品や相続に関することも、書かれている場合があるので確認しましょう。

生前に親族を交えて話し合う

遺品整理で捨ててはいけないものを残す方法には、生前に親族を交えて話し合うことが挙げられます。

生前に親族を交えて話し合っておくと、トラブルを回避でき、スムーズに遺品整理を進められるでしょう。

捨てるか迷ったら残す

遺品整理で捨ててはいけないものを残す方法の4つ目は、捨てるか迷ったら残すことです。捨てるか迷ったものは残しておきましょう。

独断で処分してしまうと、トラブルに繋がりかねません。後日、親族や関係者で話し合いをして、処分するかどうか決めましょう。

写真はデータ化しておく

遺品整理で捨ててはいけないものを残す方法は、写真はデータ化しておくことです。遺品整理中に大量の写真が出てくることもあると思います。

写真は劣化しやすく、保管しておくのが困難なので、データ化して保存するのがおすすめです。

データ化は家のスキャナーやコンビニの複合機を使えばできます。またカメラ屋などプロの業者に任せることも、1つの手段です。

遺品整理のプロに相談する

遺品整理で捨ててはいけないものを残す方法の最後は、遺品整理のプロに相談することです。

もし遺言書やエンディングノートが無く、遺品整理に困った際は、プロの遺品整理業者に相談するのがおすすめです。

多くの経験から、捨ててはいけないものの判断や、その他の遺品整理に関する悩みの相談にのってくれます。

遺品整理で捨ててはいけないものを処分するとどうなる？

遺品整理で捨ててはいけないものを処分するとどうなるのかまとめました。

1つずつ見ていきましょう。

親族同士のトラブルに発展する

遺品整理で捨ててはいけないものを処分すると、親族同士のトラブルに発展することがあります。

捨ててはいけないものを処分してしまうと、親族間で大きなトラブルに発展する可能性が高いので、十分に注意しましょう。

また遺品整理がスムーズに行えなくなるのも大きなデメリットです。生前に話し合うなどの、対策はしておきましょう。

損害賠償が発生する場合もある

遺品整理で捨ててはいけないものを処分すると、損害賠償が発生する場合もあります。

レンタル品やリース品などは、誤って処分すると、損害賠償が発生する場合があります。

遺品整理の際にはレンタル品やリース品の有無を優先的に確認しましょう。なるべく早く返すことで最小限の支払いで済ますことができます。

金庫や引き出しの中身を見られなくなる

遺品整理で捨ててはいけないものを処分すると、金庫や引き出しの中身を見られなくなることがあります。

鍵を捨ててしまうと、金庫や引き出しの中身が確認できず、スムーズに遺品整理を行えなくなります。

鍵を見つけた際には、必ず捨てずに保管しましょう。

仕事の引き継ぎができなくなる

遺品整理で捨ててはいけないものを処分すると、仕事の引き継ぎができなくなる場合があります。

仕事の資料を捨ててしまうと、故人が生前に勤めていた会社の引き継ぎができなくなる可能性があります。

会社に迷惑をかけてしまうので、仕事の資料やデータと思われるものは大切に保管しておきましょう。

捨てたことを後悔する可能性がある

遺品整理で捨ててはいけないものを処分すると、捨てたことを後悔する可能性があります。

処分後に後悔する場合もあるので、写真や思い出の品などは捨てていいものなのか、しっかり確認しましょう。

遺品整理を効率良くおこなうには？

遺品整理を効率良くおこなうためにすることをまとめました。

1つずつ見ていきましょう。

遺品整理で必要なものを揃えておく

遺品整理を効率良くおこなうためにすることは、遺品整理で必要なものを揃えておくことです。

遺品整理では、多くの道具を使うことがあります。そのため、必要な道具を揃えておくと、すぐに遺品整理に取り掛かることができます。

掃除道具などは必要になってくるので、最低限揃えておきましょう。

捨ててはいけないものをリストアップする

遺品整理を効率良くおこなうためにすることの2つ目は、捨ててはいけないものをリストアップすることです。

捨ててはいけないものをリストアップすることで、捨ててはいけないものが明確になり、誤って捨ててしまうなどのトラブル防止に繋がります。

また、リストアップすることで、親族間で捨ててはいけないものの共有もしやすいです。

残すものと捨てるものの基準を明確にする

遺品整理を効率良くおこなうためにすることには、残すものと捨てるものの基準を明確にすることが挙げられます。

残すものと捨てるものの基準を明確にすることで、遺品整理中に新たなものが出てきても、作業を止めることなく続けられるので、おすすめです。

残すものは最低限に抑える

遺品整理を効率良くおこなうためにすることの最後は、残すものは最低限に抑えることです。

故人の思い出の品や大事なものを処分するのは、心が痛むかもしれません。しかし、あまりに多く残しすぎると、生きている方の生活スペースを圧迫してしまいます。

残すものは最小限にして、負担がかからないようにしましょう。

遺品整理をおこなうタイミング

遺品整理をおこなうタイミングは以下の通りです。

詳しく解説します。

葬儀の後

遺品整理をおこなうタイミングは、葬儀の後です。葬儀の後であれば、遠方住まいの親族がであっても集まっていることが多く、遺品整理や話し合いをしやすいでしょう。

また故人の家が賃貸だった場合は、借家の明け渡しもあるため早めに済ました方がいいでしょう。

四十九日の後

遺品整理をおこなうタイミング2つ目は、四十九日の後です。故人の明日から49日目は仏教における節目の一つです。

親族が集まるタイミングでもあるので、この日に遺品整理を行う方も多いです。

百日法要の前後

遺品整理をおこなうタイミングには、百日法要の前後が挙げられます。百日法要とは、故人の明日から100日目に行う法要です。

100日を超えるのは故人を待たせてしまうといった理由からタブーとされています。四十九日では遺品整理ができなかった方はこのタイミングで整理しましょう。

一周忌の前

遺品整理をおこなうタイミングの最後は、一周忌の前です。一周忌とは故人が亡くなってから、1年目の命日に行われる法要のことです。

四十九日、百日法要よりも時間が経ち、気持ちの整理もしやすくなったタイミングです。

気持ちの整理の問題や、遺品が多い場合など、時間が大く必要な場合には、このタイミングがおすすめです。

とくに急ぎなどでなければ一周忌のタイミングで自分のペースでゆっくり遺品整理するのもいいでしょう。

遺品整理で出てきた捨てていいものの処分方法

遺品整理で出てきた捨てていいものの処分方法は以下の3つです。

1つずつ見ていきましょう。

ゴミとして処分する

遺品整理で出てきた捨てていいものの処分方法は、ゴミとして処分することです。売却や再利用の見込めない遺品は、ゴミとして捨てましょう。

各自治体によってゴミを捨てられる曜日は決まっていることが多いです。事前に確認して遺品整理をスムーズに進められるようにしましょう。

まだ使えるなら売却する

遺品整理で出てきた捨てていいものの処分方法の2つ目は、まだ使えるなら売却することです。

まだ使える遺品は、売却を検討しましょう。服や家具・家電、雑貨や本・CD・DVDなどリサイクルショップでの売却がおすすめです。

家具・家電などは捨てるのに費用がかかりますが、リサイクルショップに持っていくと、買取してくれるので、1度持ち込んでみましょう。

また、値段の付かないものでも無料で引き取りをしてくれるとこもあるので、処分費用をかけず処分することができる場合もあります。

団体に寄付する

遺品整理で出てきた捨てていいものの処分方法の最後は、団体に寄付することです。

NPO団体に寄付することで社会に貢献することができます。自分では必要のないものでも、必要としてくれる方に届きます。

寄付の場合は、依頼者が送料や手数料などを負担することがほとんどなので、必ず事前に確認しましょう。

捨ててはいけないものに迷ったら利用したい遺品整理業者3選

遺品整理の際に、捨ててはいけないものに迷ったら利用したいおすすめ遺品整理業者ランキング3選を紹介します。

それぞれの業者の特徴や評価を挙げていくので、自分にあった買取店を選びましょう。

「一括見積もりコンシェルジュ」

遺品整理料金	遺品整理業者による
対応エリア	全国
特殊清掃対応の有無	有
遺品整理士在籍の有無	有
買取・回収の有無	有
形見分別・送付対応	可
遺品の供養	可
清掃対応	可
即日対応	可

一括見積もりコンシェルジュは、遺品整理の業者の最大5社見積もりが無料で取れます。優良業者に厳選されているので費用を大きく抑えることが可能です。

また、次のように遺品整理の中でも様々な要望に対応できるので自分が求めている条件にぴったりの業者を探す手間も省けます。

さらに、「遺品整理士認定協会の認定業者」を厳選して一社紹介してもらうことも可能なので信頼性を重視することも可能です。

 

 

遺品整理110番

出典：kurasi110ban.site

遺品整理料金	16,500円〜
対応エリア	全国
特殊清掃対応の有無	有
遺品整理士在籍の有無	要確認
買取・回収の有無	有
形見分別・送付対応	可
遺品の供養	可
清掃対応	可
即日対応	可

遺品整理110番は、24時間365日WEB受付をしています。相談費用・出張費用・見積料金がかからないので、気軽に相談できるところもメリットの1つです。

また遺品整理の際に、価値のある品物は買取してくれるので、お得に遺品整理をすることができます。

費用の安さや買取サービス、スピード対応に定評があるので、気になる方は問い合わせしてみましょう。

「遺品の整理屋さん」

出典：ihinnoseiriyasan.com

遺品整理料金	29,800円〜
対応エリア	全国
特殊清掃対応の有無	要確認
遺品整理士在籍の有無	有
買取・回収の有無	有
形見分別・送付対応	可
遺品の供養	可
清掃対応	可
即日対応	可

遺品の整理屋さんは、年中無休で受付を行っている業者です。最短即日30分で、無料出張で見積もりも行います。

他の遺品整理業者との相見積もりもでき、複数の業者と比較したい人にもおすすめです。電話相談や見積もり料は完全無料です。

処分だけではなく買取も行っており、買取対象品に対して梱包や搬出費用がかからないのもポイントです。